ペット関連支出、13年は550億ドル超に

 米国ペット用品協会(APPA)はこのほど、2013年の国内ペット関連支出が550億ドルを超えるとの予想を発表した。

 CNNによると、支出の大部分は医療費が占めるが、高価な服、誕生パーティ、毎週のグルーミングなどもかなりの額に上ると推定される。ペットのためなら金を惜しまないという人は多く、ペットをわが子のように扱う風潮はとどまりそうもない。

 犬用のケーキやクッキーを売るドッグベーカリーは全米で人気が高く、プール付きのデイケア・センターなども増え、冷暖房付きの高級犬小屋なども販売されている。

 ウェストミンスター大学(ユタ州)のヒクメット・ロウ教授(芸術史)の場合、飼い犬3匹のうち2匹が死んだ時、新しく別の犬を飼うことを残った1匹がどう感じるか知りたいと思い、ペット心霊研究者(pet psychic)を家に呼んだ。犬と「交信」した研究者は、「彼女は注目を独り占めしたいので、他の犬にはいてほしくない」と話したという。

 ウサギを放し飼いにし、寝る時はベッドで一緒に寝ているカリフォルニア在住の夫婦は、「ウサギは1日にフットボール場5つ分の距離を走るため、小屋に入れるという選択肢はない」と話している。

 ジョージア州でペット訓練所を所有するアンドリュー・ズビーブ氏は、「ペットを愛し、かわいがり、服を着せることは構わないが、ペットは家庭内の動物であって人間ではない。人の迷惑になったり、動物が環境を誤解しないよう気を付けるべき」と指摘する。

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