米、サイバー問題で苦境も 対中関係、テロ対策で

 【共同】米中央情報局(CIA)の元職員エドワード・スノーデン氏(29)が香港紙に、米政府が中国のコンピューターに侵入していたと述べたことで、中国からのサイバー攻撃の「被害者」だと主張してきたオバマ政権は苦しい立場に立たされそうだ。

 スノーデン氏が暴露した米政府によるインターネット上の非公開情報や通話履歴の収集はテロ対策が目的だが、国内外で反発が強まれば政権課題の「テロとの闘い」に影響が出る恐れもある。

 オバマ大統領は7、8両日に米カリフォルニア州で行われた米中首脳会談で、中国からのサイバー攻撃で米国の知的財産が盗まれ続ければ「重大な問題になる」と警告。習近平国家主席との合意を踏まえ、7月の「米中戦略・経済対話」のサイバーセキュリティーをめぐる作業部会で、中国側にルール策定などを迫る方針だった。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る