雇用改善度合いを見極め FOMC1日目始まる
- 2013年6月18日
- アメリカ発ニュース
【共同】米国の金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)会合のことし4回目の定例会合が18日午後、ワシントン市内の連邦準備制度理事会(FRB)の本部で始まった。会合は2日間で、緩やかながらも改善基調が続く雇用情勢について見極めるとともに、量的緩和第3弾(QE3)に伴って実施している長期国債や住宅ローン担保証券(MBS)の買い入れペースの縮小の是非や、継続期間の見通しについて議論する見込みだ。
政策決定の声明発表は19日午後2時ごろの予定。今回は経済見通しの公表とバーナンキ議長の記者会見も予定されている。
今回の討議資料となる全米12地区の連邦準備銀行の景況報告(ベージュブック)は、4月中旬から5月下旬の12地区の経済活動について、前回の報告時点(4月17日)と比べて「全般的に緩慢ないし緩やかなペースで拡大した」と指摘。雇用は「いくつかの地区でゆっくりとしたペースで拡大」し、製造業は「大半の地区で拡大」した。個人消費支出は「大半の地区で緩やかに伸びた」とされた。
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