黒田は2失点で7勝目 イチロー3号ソロ、川崎1安打
- 2013年6月20日
- スポーツニュース
【共同】大リーグは19日、各地で行われ、ヤンキースの黒田はニューヨークでのドジャースとのダブルヘッダー第1試合に先発登板して7回2死まで投げ、8安打2失点で7勝目(5敗)を挙げた。イチローは第1試合「6番・右翼」で6回に3号ソロ本塁打を放つなど4打数3安打3打点。試合は6—4だった。
イチローは、第2試合は「6番・左翼」で3打数無安打。チームは0—6で敗れた。
ブルージェイズの川崎はロッキーズ戦に「9番・遊撃」で出場し、7回に右翼線三塁打を放ち、3打数1安打だった。チームは5—2で勝ち、8連勝とした。
■「苦しい投球」で7勝目 黒田、1カ月ぶりの勝利
ヤンキース黒田が粘った。「変化球がまったく駄目だった。本当に苦しい投球だった」と振り返ったように8安打を浴びたが、6回まで得点を許さず、7回2死まで投げて2失点。約1カ月ぶりの勝ち星を手にした。
前回の白星は5月17日のブルージェイズ戦。その後は5度の登板で好投もあったが勝ちが付かなかった。打球が右ふくらはぎを直撃して早期降板する不運もあった。
この日は、勝てなかったこれまでと展開が少し違った。4回無死二、三塁でイーシアを迎えた場面では、鋭いライナー性の打球が、とっさに差しだしたグラブに飛び込んだ。三塁走者が帰塁できず、併殺に。「あれはラッキーだった。一生懸命やっていればああいうラッキーもあるのかな」と、笑みを浮かべた。
■39歳、攻守に輝く 勝利もたらしたイチロー
イチローが攻守に輝いた。今季4度目となる3安打で初の3打点。ファインプレーもあり、39歳の活躍でヤンキースはダブルヘッダーの第1試合をものにした。
韓国出身の左腕、柳賢振から6回に右越えへ今季ニューヨークでは初めてとなる3号本塁打。7回に2点適時打を放つと、8回には右翼でジャンプしながら飛球を好捕し、ジラルディ監督を「あれはすごく大きかった」とうならせた。
チームにとって最も大きかったのは、7回の左前打だろう。1死満塁で変則左腕ロドリゲスの外角低めへのスライダーを巧打した。「追い込まれてからが勝負という感覚。あの手の左(投手)はスライダーをあそこに決めたいところ」とイチローに大まかなプランはあった。初対戦の軟投派の球筋を見極め、5球目を狙い通り捉えた。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ