フォードに匹敵する製品てこ入れ〜GM、今後3年間で

 GMは市場シェアの奪回へ向け、今後3年間でフォードに匹敵する大規模な製品ラインのてこ入れに着手する。

 オートモーティブ・ニューズが報じたバンクオブアメリカ・メリルリンチの予測によると、GMは2016年までの間、毎年平均で総販売台数の24%を新型または改良型車と置き換える計画で、過去2年間の2倍以上のペースだ。フォードと並び業界で最速ペースになる。

 この中には、09年の経営破綻によって先送りされていたプログラムも含まれている。

 GMは、破綻に見舞われながらも小型車を市場に復活させた。今後はトラック製品に焦点を置くことで、収益の押し上げを図る構えだ。

 GMはこのほか、高級車ブランドであるキャデラックの拡大計画にも期待を掛けている。メルセデスの「Sクラス」など競合車に対抗する大型の後輪駆動セダン投入を含め、経営陣が長年及び腰だった品揃えの強化に踏み切る。キャデラックは15年半ばまでに、最大10車種の新型または改良モデルを発売する。

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