勝利逃すも粘りの投球 岩隈、6回途中2失点

 【共同】マリナーズの岩隈が粘りの投球を見せた。「コントロールが良くなくて、思ったところに投げられなかった」と武器の制球力を欠いたが、6回途中まで2失点(自責点0)。5時間以上に及ぶ延長戦の末にチームは負けたが、先発投手の責任は十分に果たした。

 前日から左首に痛みがあったそうで、好調時の躍動感はなかった。一回、いきなり3連打を浴びて無死満塁。だが、4番オルティスを投前の緩いゴロに打ち取って自らの好守で併殺とするなど、この回を無失点でしのいだ。5回は味方の失策が重なってリードを守れなかったが「なんとか試合をつくれた」と話した。

 11勝目は手にできなかったが、トンプソン監督代行は「素晴らしかった」と右腕をたたえ、岩隈は「体調管理をしっかりやって、(シーズン)最後まで投げたい」と先を見据えた。

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