GE、製造機器を10%近く効率化 〜監視および分析ソフトウェアを開発
- 2013年8月2日
- ハイテク情報
ゼネラル・エレクトリック(GE)傘下のGEインテリジェント・プラットフォームズ(GE Intelligent Platforms)は、製造機器のパフォーマンスを監視するソフトウェアを開発した。
エンバイロメンタル・リーダー誌によると、プロフィシーOEE(Proficy OEE)と呼ばれる同ソフトウェアは、製造工程で使われる機器の状況を継続的に監視し、効率や生産性を高めるための分析ツールだ。「OEE」は「overall equipment effectiveness」の頭文字。
OEEは、すばやく導入でき、拡張性もあるため、投資への見返りを最大化し総所有コストを最小限に抑えることができる、とGEは説明している。
OEEは、製造機器の設計時に意図された生産能力と比較してその機器が実際にどれだけの性能を発揮しているかを測定する。測定される性能は、利用可能性とパフォーマンス、品質の3種類に分類される。
個別の作業場で利用するだけでなく、工場全体や事業部門全体を分析することも可能だ。特定の部品番号、勤務シフト、そのほかのパラメータを使用して、非常に具体的に分析できる。
測定および分析情報は、ダッシュボードに供給され、ダッシュボードの機能は、利用者に割り当てられた役割に基づいて変化する。意思決定をリアルタイムで簡単に下せるようになる、とGEはその有用性を強調する。
製造現場では、無駄を省いて少ない資源で多くの成果物を出すことが、ますます要求されるようになっている。GEによると、OEEを導入した国際的製造企業では、10%近い効率化が達成されているという。
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