レノボ、消費者向けクラウド・サービスを開始へ 〜競合製品の利用者にも

 中国のレノボ(Lenovo)は、ハードウェアの販促戦略の一環として、消費者向けクラウド・サービス「リーチ(Reach)」のベータ版を北米市場で現四半期(7〜9月)後半に開始する。

 同社のダグ・オーガスティン広報担当によると、正確なリーチ公開日はまだ設定されていない。

 コンピュータワールド誌によると、リーチは現在、非公開ベータとして特定の利用者だけに5GBのクラウド・ストレージが実験的に提供されている。利用者らは、映画や音楽、画像といった各種のファイルをオンライン保存しながら簡単に管理でき、友人らと共有できる。

 同社は独自のクラウド・サービスを立ち上げる計画を2012年初めに公表し、その後、世界各地でデータ・センターを建設して、クラウド・サービスを世界規模で稼働できる環境を整備してきた。

 同社はまた、クラウド・サービスを立ち上げるためにストーンウェア(Stoneware)というクラウド技術の新興企業も買収している。

 リーチは、マイクロソフト(Microsoft)のウィンドウズ(Windows)をはじめ、グーグル(Google)のアンドロイド(Android)やアップル(Apple)のiOSといった主要OSをサポートする。

 レノボ製のパソコンやスマートフォンに限らず、リーチは、主要OS環境に対応する競合社製のパソコンやタブレット、スマートフォンからでも利用できる。

 北米市場では、アップルとグーグル、そしてアマゾン(Amazon)が消費者向けクラウド・サービスの3大プロバイダーとして大部分を牛耳っている。

 北米市場の開拓を成長機会と位置づけるレノボは、クラウド・サービスを提供することで、自社製のパソコンやタブレット、スマートフォンの販売台数を伸ばそうと狙う。

 ただ、台湾のエイスース(Asus)とエイサー(Acer)も、自社製タブレットの購入者にクラウド・サービスを無償提供しているため、後発のレノボが北米市場をどこまで開拓できるか果たして疑問という見方もある。

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