被災地の中学生を派遣 ソチ冬季五輪へJOC
- 2013年10月9日
- スポーツニュース
【共同】日本オリンピック委員会(JOC)は9日、東日本大震災で被災した青森、岩手、宮城、福島、茨城5県の中学生14人を来年2月のソチ冬季五輪に視察団の一員として派遣すると発表した。被災地復興支援の一環で、昨年のロンドン五輪に続く取り組みになる。1992年アルベールビル五輪スピードスケート銀メダリストの黒岩敏幸氏が視察団の団長を務める。
震災で親族を亡くしたり、競技環境に影響が及んだりした中学生が対象で、すべて冬季競技の有望選手が選ばれた。黒岩団長は東京都内での記者会見で「五輪で戦う選手の姿を観戦し、復興への力とすると同時に、将来の五輪選手が出てきてほしい」と期待を込めた。
視察団は来年2月16日に出発し、同22日に帰国する。スキー・ジャンプやフィギュアスケートを観戦するほか、選手村訪問や地元の子どもたちとの交流事業も予定されている。
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