情報収集、第三者が監視を ドイツ、ブラジルが国連決議案

 【共同】国連総会第3委員会(人権)でドイツとブラジルが1日、通信傍受など情報収集による人権侵害を懸念し、政府の情報収集活動を監視するため第三者による「独立した仕組み」を設けるよう各国に求める決議案を提出した。

 総会決議に拘束力はないが、米国による外国指導者の電話盗聴や電子メールなどインターネット情報の大量収集が批判される中で国際世論に訴える意味があり賛成国数が注目される。決議案は米国を名指ししていない。

 決議案は「国外を含むあらゆる通信の監視や盗聴、個人情報収集がもたらしかねない人権侵害」を深く懸念し、テロ対策は国際法を守って行うよう各国に要請した。

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