残虐行為批判の少女銃撃 パキスタンのタリバン

 【共同】パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州スワト地区で9日、下校途中の通学バスが覆面の男に襲撃され、同国のイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」の残虐行為を批判していた少女(14)が頭部に銃弾を受け、重傷を負った。重体との情報もある。10日付の地元各紙が報じた。

 TTPの報道官は「少女は欧米寄りの考えで、TTPの批判を続けているので襲撃した」と少女を狙ったことを認めた。少女を再び襲撃すると宣言している。

 少女はマララ・ユスフザイさん。ブログを通じて、TTPによるテロや女子校の破壊行為を批判、女性への教育の必要性を訴えており、複数の欧米メディアが活動を取り上げていた。

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