ポリオから子ども守れ 内戦シリアで予防接種

 【共同】内戦が続くシリアで先月、ポリオ(小児まひ)の感染が確認された。シリアでは多数の市民が戦火を逃れて国内外に避難。ポリオは感染力が強いため、国連児童基金(ユニセフ)などは「早急な対策が必要」として同国内で子どもへの大規模な予防接種を6日までに開始。難民が流出した周辺国でもキャンペーンに乗り出した。

 シリア当局は、パキスタンから反体制派に加わるために来たイスラム過激派の戦闘員が感染源と主張している。世界的にはほぼ根絶されたポリオは、予防接種率が下がり免疫を持たない子どもが増えると流行のリスクが高まるとされる。

 10月中旬、シリア東部デリゾール県で数件の急性まひの症例が報告され、世界保健機関(WHO)が29日、10人のポリオ感染を確認したと発表した。シリアでの感染確認は1999年以来。10人はいずれも2歳未満で、感染が疑われる子どもがさらに12人いるという。

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