富士通、光とレーザーでデータ転送を実現 〜 インテルの光通信技術を採用

 富士通はミュンヘンで開催した富士通フォーラム(Fujitu Forum)で、データ転送用に電気配線の代わりに光とレーザーを使った細径光ファイバー搭載サーバー「プライマジー(Primergy)RX200」を披露した。

 フォーラム会場では2台のプライマジーRX200を光ケーブル経由で拡張ボックスに接続し、システム間で高速光データ転送を実演した。

 コンピュータワールドによると、実演では、インテルのシリコン・フォトニクス技術に基づく光データ転送ハードウェアを使用した。

 プライマジー拡張ボックスは、個体素子ドライブとインテルのコープロセッサー「ジーオン・ファイ(Xeon Phi)が実装され、サーバーの拡張スロットに直接接続が可能。

 光接続には、拡張バス仕様「PCIエクスプレス(PCI-Express)」の光バージョンであるインテルのプロトコール「OPCIエクスプレス(OPCI-Express)」が使用された。

 光とレーザーを利用するデータ転送は、従来のPCIエクスプレス接続に比べて長距離通信を高速で実行できるという大きな利点がある。

 インテルによると、800メートルの光ケーブルを使用した場合のデータ転送速度は、最速で毎秒25ギガビットに達する。

 光技術は通信網向けに広く使われているが、現在は銅線依存技術の代替技術として、コンピュータへの搭載やデータ・センターへの導入が積極化されている、とマーキュリー・リサーチ(Mercury Research)のディーン・マカロン氏は話す。

 マカロン氏によると、それらの実現にはまだ数年かかる見込みだが、その間に光ケーブルやモジュールといった関連技術の価格が下がると期待される。

 実際、インテルは半導体への光インターフェイス搭載を進めており、実現すればデータ転送用光技術の費用が低下する可能性がある。

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