オラクル、大規模データ機器を投入 〜 アルカテルも分析ソリューション発表

 オラクル(Oracle)は、大規模データ(Big Data)関連の新型機器「ビッグ・データ・アプライアンス(Big Data Appliance )X4-2」を発表した。

 データ・センター・ノーレッジ誌によると、同アプライアンスは、アパッチ・ハドゥープ(Apache Hadoop)のクラウデラ(Cloudera)版に最適化され、クラウデラのプラットフォーム・フォー・ビッグ・データおよびデータ・ソフトウェア製品のエンタープライズを動作させることができる。

 同アプライアンスは、クラウデラ・エンタープライズの技術スタックをすべて含んでおり、ストレージ容量は33%拡大されて1ラックあたり864テラバイトとなった。また、オラクルのNoSQLをはじめ、クラウデラ・インパラやクラウデラ・サーチにも対応する。

 オラクルはさらに、アパッチ・セントリー(Sentry)プロジェクトの共同設立者になったことも明らかにした。

 「当社のビッグ・データ・アプライアンスにクラウデラ・エンタープライズ技術スタックがすべて統合され、ストレージ容量も増えたことで、企業は大規模データのプラットフォームを高いコスト効果で構築できるようになった」と、オラクルのデータ・ウェアハウスおよび大規模データ技術担当上級副社長セティン・オズブタン氏は話す。

 大規模データ関連製品の市場投入は、最近のIT業界の大きな潮流であり、今週はオラクル以外にも動きがある。

 アルカテル・ルーセントは、携帯電話サービス事業社(キャリヤー)向けの大規模データ分析ソリューション「モーティブ・ビッグ・ネットワーク・アナリティクス(Motive Big Network Analytics)」を発表。同製品は、アルカテルの製品群「ウルトラ・ブロードバンド(Ultra-Broadband)」の一部と位置付けられている。

 「キャリヤーがネットワーク・データという最大の資産を内部的に活用して、将来の通信網開発計画に賢明な意思決定を下せるようになる」と、同社IPプラットフォーム部門のアンドリュー・マクドナルド社長は述べた。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る