NFCとブルートゥースの互換性を大幅強化 〜 推進2団体が協業で合意

 近距離無線通信規格(NFC=Near-Field Communication)を推進するNFCフォーラム(NFC Forum)とブルートゥース推進団体のブルートゥースSIG(Bluetooth Special Interest Group)は、両技術の互換性拡大を目的に協力することで合意した。

 NFCフォーラムとブルートゥースSIGは、両社間の協業促進を目指す覚書に署名し、「正式な提携関係」を築くことに合意した。

 両団体は2012年、開発者向け案内指針の「NFCを利用するブルートゥース・セキュア・シンプル・ペアリング(Bluetooth Secure Simple Pairing Using NFC)」を共同作成した経緯がある。

 コンピュータワールドによると、両団体は今回、その案内指針に省電力仕様のブルートゥース4.0に関する新技術を反映し、更新することで合意したほか、NFCとブルートゥース技術の互換性試験を共同で開催する可能性も模索する。

 機器メーカーは、ブルートゥース・セキュア・シンプル・ペアリングに連動してNFCを利用し、無線ヘッドセットや医療機器、スマートフォン、テレビを含むブルートゥース端末間での無線通信を可能にする。

 たとえば、最新のサムスン(Samsung)製アンドロイド(Android)スマートフォンは、スマートフォン間の迅速データ転送技術であるSビーム(S Beam)をサポートする。まずは近距離通信のためにNFCを使い、その後はより高速のブルートゥースを使ってデータ転送を完了する。

 密接する端末間でデータ転送するNFCは、安全性に優れている。

 NFCとブルートゥースは互いに補完し合う無線通信技術で、NFCが1インチ以下の距離の通信に対応するのに対し、ブルートゥースは約30フィート離れた端末と通信できるという違いがある。

 NFCフォーラムによると、2013年は約4億台のNFC対応端末が導入され、その数は2016年までに10億台に達すと予想される。

 かたやブルートゥースは、SIG加盟約2万社が2013年に世界で約30億台のブルートゥース対応端末を出荷し、2016年には80億ドルに達するとSIGはみている。

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