少数民族の通信監視強化か 中国、新システム開発

 【共同】21日付の香港紙、サウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国当局がこのほど新たなシステムを開発し、ウイグル語など少数民族が使う言葉で交わされた通話やインターネット上の文字情報のやりとりなどを監視できるようになったと報じた。システム開発を担当した研究者の話として伝えた。

 新システムは、新疆ウイグル自治区やチベット自治区などで、地元の言葉が分からない漢族の治安当局者らが使用することを想定。中国政府は10月に起きた北京の天安門前の車両突入事件をウイグル族のテロ組織が関与したと断定、少数民族に対する警戒感を強めている。

 詳細は不明だが、少数民族の言語を中国語に翻訳して監視する仕組みとみられる。少数民族以外にも対象を広げることを念頭に、日本語やアラビア語にも対応しているという。写真や画像の中に埋め込まれたメッセージも探知できるとしている。

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