富士通とパルスウォレット、決済技術で提携 〜 生体認証で支払いを可能に
- 2013年11月21日
- ハイテク情報
北米富士通フロンテック(Fujitsu Frontech North America)とパルスウォレット(PulseWallet)は、富士通の生体認証技術パームセキュア(PalmSecure)を活用して生体認証決済技術を共同開発することで提携した。
ニュージャージー州拠点のパルスウォレットは、クレジット・カード情報や決済履歴、会員カード類、各種の特典類を仮想顧客プロファイルとしてオンライン保存することで仮想財布機能を消費者に提供し、決済関連のすべてを仮想化する技術と商業者向け端末のプロバイダー。
バイオメトリック・アップデート誌によると、両社は今回の業務提携を受けて、富士通のパームセキュアとパルスウォレットの端末を統合し、消費者の手のひらをスキャンすることで既存のクレジット・カードやデビット・カードに取って代わる生体認証決済システムの普及を狙う。
「極めて安全かつ正確な生体認証技術をわれわれの決済ソリューションに統合することを以前から視野に入れていた」とパルスウォレットの共同創設者兼最高経営責任者のエイマン・ラシード氏は話す。
「顧客登録はすべての消費者にとってスムーズに処理される必要があり、同時に、POS(販売時点)での認証も瞬時に実行されなければならない」「われわれは、いくつもの生体認証技術を検証した結果、富士通のパームセキュアが速さと正確さ、柔軟性において最も優れていると判断した」とラシード氏は述べた。
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