誘導装置停止で不安 アシアナ機事故で操縦士

 【共同】AP通信によると、米運輸安全委員会(NTSB)は11日、サンフランシスコ国際空港で7月に起きた韓国アシアナ航空機事故の報告書を公表、操縦していた副機長が同空港の誘導装置停止のために着陸に不安を感じていたと明らかにした。

 副機長はNTSBの調査に対し、同空港が当時、工事のため滑走路まで機体を誘導する装置が停止していたことから、有視界飛行により着陸するのが困難だったと述べたという。

 事故は7月6日、アシアナ航空のボーイング777旅客機が速度や高度が異常に低いまま着陸に失敗、中国人女子高生2人が死亡した。事故時は777の習熟訓練中だった副機長が操縦かんを握っていた。

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