2月末にもデフォルトに 米長官、債務上限超えで

 【共同】ルー米財務長官は19日、連邦債務の上限引き上げがない場合、2月末から3月初めにかけて債務が上限を超え、米国債がデフォルト(債務不履行)に陥る恐れがあるとの見通しを示した。12月19日付で議会に送った書簡で明らかにした。

 書簡では、上限引き上げの期日である2月7日以降、一部債券の発行停止など特別措置を実行しても早ければ2月末に対応できなくなると指摘。引き上げの権限を持つ議会に対し「米国の信頼を守るため早期に対応すべきだ」と促した。

 米議会予算局(CBO)は先月、財務省が特別措置に踏み切れば最長で6月初めまでデフォルトを回避できるとの見通しを示していた。しかし、財務省高官によると、2月から3月にかけては多額の税金還付が必要になるため、特別措置で対応できる期間はわずかしかないという。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る