ミシガンも公道実験を承認〜自動走行車、国内4州目
- 2014年1月6日
- 米国ビジネス
ミシガン州議会はこのほど、高速道路など州内の公道における自動走行車の実験を認める法案を可決した。
クリスチャン・サイエンス・モニターによると、リック・シュナイダー知事が署名し、州法として成立することはほぼ確実とみられており、これで無人走行も可能な車の公道実験が認められる州はカリフォルニア、ネバダ、フロリダに次いで4州目となる。
ミシガンの法案では、故障や緊急の時にいつでも運転を引き受けられるよう、実験走行中は常に運転席に人が座るよう義務づけられ、車には「M」区分のナンバープレートが発行される。公道での走行実験は大手自動車メーカーに対しても、グーグルのように既存車に関連部品を取り付けている開発業者にも認められる。
トヨタ・プリウスを改造したグーグルの自動走行車は、すでに公道走行距離が50万マイルを超えているほか、大手自動車メーカーではフォード、日産、ボルボ、トヨタ、メルセデス・ベンツが無人車開発に取り組んでいる。
法案を提出したマイク・コウォール州上院議員は「これによって自動走行車に関する研究開発や税金を州内にとどめられる」と話した。米自動車産業の発祥地であるミシガン州は車の新しいテクノロジーに大きな期待を持っており、ミシガン大学は「早ければ2021年には、(大学のある)アナーバーで国内初の車車間・路車間通信が可能な無人車の共用が始まる可能性がある」と見込んでいる。
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