インフル流行に目光らす〜かぜ薬やティッシュ会社

 ティッシュペーパー、抗菌濡れナプキン、かぜ薬などのメーカーにとって、インフルエンザが流行しやすい冬は書き入れ時だ。感染が広がると同時に商品を売り込めるよう、各社ともさまざまな情報を集めている。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、テレビなどで広告を出すタイミングは非常に重要で、早すぎると衝動買いする人が減り、遅すぎると他社に客を奪われると同時に病気も回復に向かう。トローチ剤「コールドイーズ(Cold-EEZE)」の製造元プロフェイズ・ラブズ(ProPhase Labs)は、人々がインフルにかかり始めたという徴候が表れた時点で、テレビ広告や薬局の店内マーケティングを強化する予定だという。

 消費者用品メーカーの多くは、呼吸器系の疾患で医者にかかる人の数を読もうと、厚生省疾病対策センター(CDC)の週報に目を通しているほか、全米の診療所、薬局、医療施設を訪れる患者に関する情報を収集している企業からデータを購入し、ソーシャル・メディアや郵便番号別に流行の現在状況を表示する医療情報ウェブサイトなども確認している。

 また、抗菌商品などを販売するクロラックスやティッシュペーパー大手プロクター&ギャンブル(P&G)は、グーグルのインフル関連の検索トレンドを点検し、予防接種などの情報を検索する人が多い地域を探ろうとしている。クロラックスは10月下旬の社内報で「ピッツバーグで関連検索が1年前の2倍に増えている」と伝え、12月中旬にはダラス、タンパ、シカゴといった都市で活発になっていると報告した。

 クロラックスは、利用者の多くが居住地区を公開しているツイッターのチャットにも注目している。インフルに関するツイートやディスカッションが増えた地域があれば、郵便番号を特定して周辺の小売店の商品在庫を増やし、オンライン広告やデジタル・クーポンの発行対象を絞り込めるからだ。同社は昨シーズン、感染が広がった6州に3万ケースの抗菌ナプキンを追加出荷し、13年1〜3月の消毒関連商品の販売を2桁伸ばしている。

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