反射神経が鈍いと早死にの傾向〜特に心臓病死で顕著

 反射神経が鈍い人ほど早死にする可能性が高いという報告書を、英エディンバラ大学の研究チームが発表した。

 ロサンゼルス・タイムズによると、チームは1988〜1994年、20〜59歳の米成人男女5134人を対象に反応の速さを測る極めて単純な実験を行い、その記録と15年後の死亡率を照合した。実験はパソコンの前に座ってスクリーンに0という数字が見えたらすぐにボタンを押すという内容で、数秒の間隔を置いて繰り返し行われ、参加者はぶっつけ本番で平均50回以上挑戦した。その際、各個人の平均反応時間とグループ全体の標準偏差(SD)、反応時間にむらがあったかどうかが記録された。

 参加者のうち378人は15年後(平均14.6年)に亡くなり、このうち104人の死因は心血管疾患、84人はがんだった。死者の15年前のテスト結果をみると、反応が遅かった人ほど死亡率が高いことが明確に表れたという。報告書は米オンライン科学誌プロス・ワンに掲載された。

 死亡率は、反応がグループ平均から1SD遅くなるごとに25%上昇し、4SD遅かった人は平均値の人の2倍に上った。反応時間にむらがあった人も早死に率が高く、むらのある人はグループの平均より反応時間が長い傾向にあった。

 反応時間と早死に率の関係はがんより心臓病で死亡した人の間でより顕著で、脳卒中や心臓発作が起きるかなり前から血管の収縮、血流の低下、心臓機能の低下といった理由によって反射神経が鈍っていた可能性があるという。

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