GM、小型エンジン生産へ〜17年までに250万台
- 2014年3月21日
- 米国ビジネス
ゼネラル・モーターズ(GM)はこのほど、2017年までに64カ国の計27車種に採用する燃費の優秀な小型エンジン「エコテック」を発表した。
ロイター通信によると、GMは世界の各市場の多様なニーズに対応させるため、1〜1.5リッターの3〜4気筒エンジンをモジュール(規格品)方式で生産する態勢を整える。
新型エンジンが搭載される第1弾の5車種には、中国向け「シボレー・クルーズ」と欧州向け「オペル・アダム」が含まれる。いずれも今夏から生産が始まる。
エコテック・エンジンは、3大陸の5工場で計11種類が生産される。17年までに5ブランドで採用され、完成車は同社全体の約25%に相当する250万台が生産される見通しだ。
パワートレイン開発を指揮するスティーブ・キーファー副社長は、同業大手が同年までに年250万台の「ファミリー車」(共通エンジン車)を生産することはできないとの見方を示した。
GMによると、エコテックは3種類のファミリーに取って代わるが、詳細は公表されていない。1.4リッターのターボチャージャー付きエンジンは、旧型より最高5%省エネが実現されるという。
GMは17年までに約10億ドルをエンジン工場に投資し、研究開発(R&D)拠点を開設する計画だ。
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