未来志向の友好訴え アイルランド大統領

 【共同】アイルランドの元首として初めて英国を公式訪問したヒギンズ大統領は8日、英議会で上下両院議員らを前に演説、対英独立闘争などを念頭に「過去は認識しつつも、今日の友好関係を歓迎する」と、未来志向の関係構築の必要性を訴えた。

 大統領は1937年の英国からの独立に至る多くの流血事件について「痛みと犠牲を伴い、長くアイルランドと英国の関係に影を落としてきた」と指摘。「そうした過去は認識するが、それ以上に両国が今日実現した相互の尊重や友好、協力を歓迎したい」と述べた。

 アイルランド国民の間には、英国による800年近い支配と抑圧、独立後も英国統治が存続している北アイルランド問題を背景に、反英感情が根強く、英側にも過激派のアイルランド共和軍(IRA)などによるテロ被害の記憶が残る。

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