XPのサポート終了 情報漏れの危険高まる

 【共同】マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」は9日夕、ウイルス対策などのサポートが終了する。国内のパソコンOSは少なくとも全体の約8%に当たる600万台程度がXPのまま残るとみられる。安全上の弱点を解消するソフトの配布がなくなるため、企業機密や個人情報の漏えいにつながるサイバー攻撃やウイルス感染の危険性が高まる。

 日本マイクロソフト(東京)の加治佐俊一最高技術責任者は9日午前、東京都内で記者会見し「高度化した今のサイバー犯罪を旧OSで防ぐのは困難」と強調。安全性が高い最新OS「ウィンドウズ8.1」への早期移行をあらためて促した。8.1の画面表示や操作方法はXPに慣れた利用者に配慮して改善した。

 利用者が費用面などの事情でXP搭載のパソコンを使い続ける場合は、9日に配布される最後の修正ソフトを適用し、現在判明している問題に対応する必要がある。マイクロソフトは市販のウイルス対策ソフトの導入に加え、インターネットへの接続を控えることも呼び掛けている。

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