トンネル掘り現金盗む ブラジル北部の銀行

 【共同】ブラジル北部マナウス郊外イランドゥバで7日、地下に掘られたトンネルからブラジル銀行支店に何者かが侵入し、現金が盗まれる事件があった。地元メディアが8日伝えた。支店金庫室の床から隣の建物に通じる長さ約10メートルのトンネルが見つかり、警察が窃盗事件として捜査している。

 警察によると、被害額は推定5万レアル(約230万円)。トンネルは隣の建物1階の部屋にある浴室に通じており、室内には約80袋の土砂が残されていた。部屋はことし1月に、男が月300レアルで賃貸契約を結んでいたといい、警察は周到な準備の末の犯行とみている。

 ブラジルでは2005年8月に北東部フォルタレザの銀行で約80メートルのトンネルが掘られて約1億6500万レアルが盗まれる事件があり、この手口をまねたとみられている。

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