ウィーチャットで1300万ドルの取り引きを成立 〜 NYCの中国系不動産業者

 ニューヨーク拠点の中国系不動産売買代行業者ユウ・ハオ氏は、ソーシャル・メディア型モバイル・メッセージング・アプリケーション大手の中国ウィーチャット(WeChat)を使って1300万ドルの取り引きを成立させて話題となっている。

 テキスト・メッセージのやり取りのほか、写真や近況状況を投稿して情報交換できるウィーチャットをこの2年間使ってきた北京出身のハオ氏は、ニューヨークの商業不動産取引大手ダグラス・エイマンに所属する売買代理人だ。

 ウォール・ストリート・ジャーナルによると、同氏は最近、バカラと関係する建設中のマンハッタン内高層ビルに関して、中国在住の起業家から問い合わせのメッセージをウィーチャットで受け取った。

 調べてみると、同物件は、ニューヨーク現代美術館の前に建設されている50階建てガラス張りの集合住宅ビル「バカラ・レジデンシズ」と分かった。同物件は、1軒あたり300万ドルから6000万ドルの分譲物件が61軒入り、2014年後半に売りだされる見込みだ。

 販売管理会社に赴いて詳細を聞いたハオ氏は、建設中のビルや近所の写真を撮って、その中国人起業家にそれらの情報を添えて返信すると、1025万ドルの3LDKと300万ドルの1LDKの2軒の売買契約があっという間にまとまったという。

 ハオ氏は現在、購入者(中国の起業家)と複数の弁護士を交えたグループ(グループに登録されていない人はやりとりの内容を見ることができない仕組み)をウィーチャット内に形成して売買手続きを進めていく計画だ。

 ハオ氏は、ウィーチャットを通じて多くの投資家や顧客を獲得しているが、連絡相手の数を500件までに限定するとともに、個人的内容のことを聞いてくる人からのメッセージを遮断設定している。

 「(この種の連絡手段を活用する場合には)質の管理が非常に重要になる」と同氏は話している。

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