大統領、被災地視察へ 共和党有力知事が絶賛

 【共同】ホワイトハウスは30日、温帯低気圧に変わったハリケーン「サンディ」により大きな被害を受けた東部ニュージャージー州をオバマ大統領が31日に訪問し、クリスティー同州知事(共和党)と共に被災状況を視察すると発表した。

 共和党大会で基調演説をしたクリスティー氏は大統領批判の急先鋒だったが、今回のハリケーン対応については「大統領は信じられないほど助けてくれている」と絶賛。大統領は有力知事との党派を超えた協力で復旧に取り組む姿勢を示すことで、来月6日の大統領選へ支持拡大を狙う思惑もありそうだ。

 大統領は30日、ワシントンの赤十字本部を訪問し「この嵐はまだ終わっていない」と言明、被災者には「米国はあなた方と共にある」と呼び掛け、必要な物資を必ず届けると訴えた。

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