6車種の燃費を下方修正〜フォード、計測法に誤り
- 2014年6月13日
- 米国ビジネス
フォードは、セダン「フュージョン」のハイブリッド車(HV)など6車種の燃費を下方修正する。燃費の計測法に誤りが見つかったため。
AP通信によると、フォードは6車種で燃費を実際より1〜5マイル/ガロン(mpg)高く見積もっていた。このため、サブコンパクト車「フィエスタ」の燃費を1mpg減の36mpgに、プラグイン・ハイブリッド車(PHV)「Cマックスエナジー」を5mpg減の38mpgに、中型セダン「リンカーンMKZ」ガソリン車を7mpg減の38mpgに修正する。ほかにフュージョンのガソリン車、HV、PHV版も修正する。
フォードは各モデルの所有者21万5000人に対し、125〜1050ドルの補償金を支払う。大半が国内で、約1万5000人がカナダ居住者という。
フォードは3月、自社で実施した試験中に計測の間違いを発見し、環境保護局(EPA)に報告。EPAの監督下で再度試験を行ったという。
EPAで輸送・大気質政策を統括するクリス・グランドラー氏は、再試験で燃費が正しく修正されたと確信していると話した。誤りが生じた原因は現在も調査中だという。
EPAは、すべての自動車メーカーにフォードが今回行ったような生産中の燃費試験の義務づけを検討している。生産開始後は燃費の試験を行わないメーカーもあるという。
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