NY株3日続伸、27ドル高 様子見で方向感欠く

 【共同】17日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3営業日続伸し、前日比27.48ドル高の1万6808.49ドルで取引を終えた。米国の金融政策運営を決める連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を翌日に控えて様子見ムードが強く、方向感を欠く展開だった。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数は16.12ポイント高の4337.23、幅広い銘柄で構成するSP500種株価指数は4.21ポイント高の1941.99だった。

 朝方は売り注文が先行。5月の米消費者物価指数の前月比上昇率が市場予想を上回って「米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを前倒しするのではないかと警戒感が出た」(市場関係者)という。その後はハイテク関連株の一角などが引き続き買い戻され、株価はプラス圏に転じたが、上値は重かった。

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