UPSも料金算定で寸法を加味〜年末から、フェデックスに追随

 宅配・航空貨物大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は、同業フェデックスに追随し、陸上輸送料金を従来の重量だけに基づく計算法から重量に容積を加味する計算法に変更する。

 ブルームバーグ通信によると、UPSは荷物の寸法を加味することで、軽くても大きな箱に入れて発送するインターネット通販業者の慣行が変わり、トラックの荷台スペースが軽い荷物に占領されたりコストが無駄になったりすることが減ると見込んでいる。

 投資銀行スタンフォード・C・バーンスタインのアナリスト、デイビッド・バーノン氏は、UPSとフェデックスが新料金体系によって売り上げを伸ばし、1株当たり利益で年5%前後の価値になると指摘した。UPSの場合、新体系によって陸上運送料金の約3分の2が値上がりする見通しだ。

 BB&Tキャピタル・マーケッツのアナリスト、ケビン・スターリング氏によると、縦横高さ合計17インチの箱に入ったペーパータオル(重量3ポンド)の場合、料金は従来の8ドル以下から20ドル超に跳ね上がる。

 新料金体系は、UPSで今年12月29日から、フェデックスでは2015年1月1日から導入される。

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