新iPhone製造で10万人増員〜ホンハイ、ノキア向けは削減
- 2014年6月25日
- 米国ビジネス
台湾・ホンハイ(鴻海)精密工業の中国子会社フォックスコン(富士康科技集団)は24日までに、アップルの新型「iPhone(アイフォン)6」の製造で10万人を新たに雇用すると発表した。
クリスチャン・サイエンス・モニターによると、ホンハイは一方で、ノキアのスマートフォンを製造するインドのフォックスコン・インディアで大規模な解雇を発表した。消費者の好みが製造業雇用や地域経済に大きな影響を及ぼした格好だ。
台湾紙・経済日報によると、中国におけるフォックスコンの雇用計画はこれまでで最大規模。アップルはまだアイフォン6の投入を発表していないが、7月に量産が開始され、早ければ9月に発売される見通しとなっている。これまでの報道では、4インチ型スクリーンの現行版5Sに対し、6では4.7型と5.5型の2種類が投入される見込み。
一方、フォックスコン・インディアは23日、解雇および経費削減計画を発表した。同社は発表の2日前、タミル・ナードゥ州にある工場の労働者に20日を期限とする自主退職制度を実施すると伝えていた。同社が5月、同州労働産業省に宛てた手紙では、同社がノキアの主要サプライヤーであり、事業を大きくノキアに依存していると説明していた。
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