貿易促進策を議論 G20閣僚会合、豪で開幕
- 2014年7月18日
- 世界のニュース
【共同】日米欧に新興国を加えた20カ国・地域(G20)貿易相会合が19日、シドニーで開幕する。G20は2月に経済成長の数値目標を設定するなど、成長と雇用の促進に取り組んでいる。一部の新興国が保護貿易主義的な動きをみせる中で、日本など先進国は、貿易の促進が成長につながるとの認識を共有したい考えだ。
日本からは茂木敏充経済産業相と林芳正農相が会合出席のため18日にシドニーに入った。
会合は、貿易や投資を促す経済連携協定(EPA)の推進や、世界貿易機関(WTO)で昨年12月に合意した貿易円滑化措置の着実な実施に向けて話し合い、同日中に閉幕する。
協議では、一律的な貿易自由化への動きに新興国などから異論や懸念の声が上がる可能性もある。議長国のオーストラリアは各国の総意に基づく声明ではなく、議長の権限による議長総括を閉幕に合わせて発表する見通しだ。
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