在米エボラ出血熱患者が死亡 リベリア人男性

 【共同】米メディアによると、米国で初めてエボラ出血熱と診断されたリベリア人男性が8日、死亡した。男性を隔離治療していたテキサス州の病院が発表した。

 男性はリベリアの首都モンロビアに住んでいたトーマス・ダンカン氏。先月19日にテキサス州ダラスに住む近親者を訪れるために出国。その数日前に、他の患者と接触してエボラ出血熱に感染したとみられている。30日から深刻ながら安定した容体が続いていたが最近になって症状が悪化。米企業が開発した抗ウイルス薬の実験的な投与を受けたが回復しなかった。

 米疾病対策センター(CDC)によると、男性と接触した人にこれまでのところ二次感染は起きていない。

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