成長と財政再建の両立焦点 G20首脳会合、15日開幕
- 2014年11月14日
- 世界のニュース
【共同】日米欧に中国やインドなどを加えた20カ国・地域(G20)首脳会合が15日から2日間、オーストラリアのブリスベンで開かれる。失速しつつある世界経済を再び成長軌道に乗せるための戦略づくりが議論の中心となる。財政再建とどう両立させるかが焦点で、財政出動による景気刺激を求める米国と、慎重なドイツなどとの間で意見の衝突も予想される。
国際通貨基金(IMF)が10月に発表した世界経済見通しでは、米国経済の2014年の成長率予想を2.2%に高めた一方、日本やユーロ圏の見通しを引き下げ、世界経済全体も0.1ポイント下方修正し、3.3%成長にとどまると予想した。
首脳会合では、世界経済の成長を再加速させるため、G20全体の成長率を5年間で2%高める「ブリスベン行動計画」を採択する予定。首脳宣言では、財政健全化の重要性も引き続き強調される見通しだが、より経済成長を重視する姿勢が強まる可能性もある。
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