ティーン向けアパレル2社が破綻〜モール不振や流行の欠如で打撃

 ティーン向けアパレル店が不調で、1990年代に人気を集めた2店が最近相次いで経営破綻した。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、今月4日、300店のチェーンを持つデブ・ショップス(Deb Shops、ペンシルベニア州)が破産法第11条に基づく会社更生手続きの適用を申請、モールに店舗も構える通販大手デリアズ(Delia’s、ニューヨーク州)も6日、同様の申請を行うとともに全店で閉店セールを始めると発表した。

 デリアズは、何カ月も前から提携か身売りの相手を探したものの見つからず、 売上高は2014年上半期に前年同期比で24%も減少した。市場調査パイパー・ジャフリーのシニア・アナリストによると、近年消費者の行動には地殻変動が起きており、オンラインで何千もの店からお気に入りの商品を探せるため、モール利用者が激減している。この変化は非常に大きく、永続的とも見られている。

 さらに、消費者がどうしても欲しいと思うような流行の服がないことも、状況をさらに悪くしている。投資銀行キー・プライベートバンクのアナリストは「中核の客層を店に引きつけるホットな流行ファッションがほとんどない。今のファッションの中心は電話やヘッドフォンなどのテクノロジーで、今のティーンにとってはテクノロジーがファッションであり、ほぼ唯一のトレンド」と見ている。

 婦人服店で苦戦しているのはデリアズやデブだけではない。キャシェ(Cache、NY州)やウェット・シール(Wet Seal、カリフォルニア州)も最近「戦略的オプションを模索している」と発言しており、デニム店ジョーズジーンズ(Joe’s Jeans、同)は11月に債務不履行となった。

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