五輪出場枠獲得に危機感 不振深刻な柔道100キロ級

 【共同】井上康生、鈴木桂治ら世界王者を輩出してきた日本柔道男子100キロ級の不振が深刻さを増している。2年後のリオデジャネイロ五輪は、出場枠の獲得すら危ぶまれるほど。今年8月の世界選手権はあえて選手を派遣しないという異例の荒療治を試みたが、その効果も見えず首脳陣は頭を抱えている。

 7日終了のグランドスラム(GS)東京大会は4人が出たが高木海帆(日本中央競馬会)の7位が最高で、日本が表彰台を逃した唯一の階級となった。シドニー五輪金メダリストの井上監督は「惨敗だ。この現状からどうやって前に進めていくか」と苦い表情を浮かべるしかなかった。

 男子の五輪出場資格は世界ランキング22位以内が第一条件だが、直近のランクで日本勢最高は23歳の羽賀龍之介(旭化成)の35位。井上監督から主軸候補と期待されるが、GS東京大会は2回戦で姿を消した。

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