〔シンガポール〕共栄タンカー、海外初の拠点開設

アジア発の有効なビジネス情報を手軽にキャッチ!

船会社の共栄タンカー(東京都港区)はシンガポールで、初の海外拠点としてキョウエイ・タンカー・シンガポールを設立した。11日から営業を開始する。海事産業の世界的集積地である同国で、情報収集や顧客の新規開拓を進める。

中心部タンジョンパガーにあるJR東日本が運営するコワーキングスペース(共用オフィス)「One&Co(ワンアンドコー)」に完全子会社を開設した。資本金は25万米ドル(約2730万円)だ。

共栄タンカーの取締役総務部長、中嶋靖氏によると、まず2人体制で業務を開始し、近くもう1人採用する計画。これまではコスモ石油、日本郵船など日系顧客が中心で、海外の顧客は数社にとどまる。シンガポール子会社を通じて海外顧客を増やすとともに、既存顧客との関係を深めたい考えだ。

中嶋氏は「シンガポール発の案件で確実に利益を出していきたい」と意気込みを語った。売上高などの具体的な目標は明らかにしなかった。

共栄タンカーが8日発表した2019年4〜9月期の連結決算は、売上高が前年同期比18%減の58億6900万円、純利益が10%減の4億4000万円の減収減益だった。前年度に船舶3隻を売却した影響で売上高が減少したほか、一般管理費の増加が利益を圧迫した。

情報提供:株式会社NNA

アジア13カ国の拠点から、毎日300本の記事を有料で配信。現地の生きた経済・ビジネス情報を日々、素早く手軽にキャッチできる。現在7000社、約1万6000人のビジネスパーソンが活用。
https://www.nna.jp/corp_contents/infomation/2019/190802_nna/

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

この著者の最新の記事

関連記事

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. ニューヨーク市内で「一軒家」を探すのは至難の業です。というのも、広い敷地に建てられた一軒家...
  2. 鎌倉の日本家屋 娘家族が今、7週間日本を旅行している。昨年はイタリアに2カ月旅した。毎年異...
  3. 「石炭紀のガラパゴス」として知られ、石炭紀後期のペンシルバニア紀の地層が世界でもっとも広範囲に広が...
  4. ジャパニーズウイスキー 人気はどこから始まった? ウイスキー好きならJapanese...
  5. 日本からアメリカへと事業を拡大したMorinaga Amerca,Inc.のCEOを務める河辺輝宏...
  6. 2024年10月4日

    大谷翔平選手の挑戦
    メジャーリーグ、野球ボール 8月23日、ロサンゼルスのドジャース球場は熱狂に包まれた。5万人...
  7. カナダのノバスコシア州に位置する「ジョギンズの化石崖群」には、約3 億5,000 万年前...
  8. 世界のゼロ・ウェイスト 私たち人類が一つしかないこの地球で安定して暮らし続けていくた...
ページ上部へ戻る