大規模データとIoTの有用性が顕在化 〜 業界専門誌による2015年の動向予想

 インフォメーション・ウィーク誌では、大規模データ(Big Data)関連の企業幹部や業界専門家による2015年の業界6大動向予想を次のようにまとめた。

1.大規模データが本領発揮

 マップアール(MapR)のジョン・シュローダー最高経営責任者(CEO)兼共同設立者によると、「2014年はハドゥープ(Hadoop)関連生態系が活況したが、2015年はハドゥープをデータ・センターに統合し、事業の結果を生むために必要なプラットフォームやアーキテクチャーの差別化に市場は集中する」。

2.ハドゥープで稼ぐ年

 コンカレント(Concurrent)のゲイリー・ナカムラCEOによると、「ハドゥープの初期導入企業は、投資利益を示すことを求められている」「幸いなことに、ハドゥープの歩みと歩調を合わせ、製品やツールが進化している」。

3.屋内でも位置情報サービス

 ジュニパー・リサーチ(Juniper Research)によると、「屋内位置技術とサービスが急速に勢いを増す」「端末埋め込み型MEMS(Micro-electro-mechanical-systems)検出器を使いながら、ブルートゥース低エネルギー(BLE=Bluetooth Low Energy)ビーコンとワイファイ接続地点を組み合わせることで、屋内の正確な位置情報の提供が可能になる」。

4.IoT(Internet of Things)端末の台頭

 スプランク(Splunk)のIoTおよび産業データ専門家ブライアン・ギルモア氏によると、「ドローンや自律走行車が注目される一方で、注目度は低いそのほかの接続端末が人々の生活に大きな影響を与える」。

5.博士号がなくてもだれもがデータ科学者に

 データ発掘およびクラウドソーシング・サービス提供クラウドフラワー(CrowdFlower)のルーカス・ビーワルドCEO兼共同設立者によると、「適切なツールさえあれば、だれもがデータから有力な洞察を引き出すことができるようになる」。

6.IoTが顧客サービスで影響力を持つ

 消費者がベンダーに対し、より個別化された対応を求めるようになることがその背景にある。クラウド基盤顧客サービス提供ライブオプス(LiveOps)のキース・マクファーレン最高技術責任者(CTO)によると、「IoTは顧客サービス全体の力学を変える」「身体装着装置や車、電化製品、医療機器といった接続端末からのライブ・データ・ストリームを顧客体験管理(CEM=customer experience management)システムによって処理することが可能になる」「それらの端末からのデータを収集し、相互関連付けを行い応用することで、顧客ニーズを前例のない高水準で把握し、競争力を高めることが可能になる」。

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