頑丈スマホ、海外で好調 京セラ、売上高10%増へ

 【共同】京セラが、海外で法人向けの頑丈なスマートフォンの販売を伸ばしている。現地の有力企業と提携するなどして、好調な米国に続き中南米とカナダに参入。ことし3月までに欧州への進出も目指しており、通信機器関連事業の2015年3月期の連結売上高を前期比約10%増の2050億円とする目標だ。

 京セラが販売しているスマホは、30分間水に浸したり、粉じんに8時間さらしたりしても壊れない。1メートル余りの高さからあらゆる角度で落としても耐えられる。建設現場やアウトドアでの需要を見込み、昨年に米国で発売したところ好評で、日本でも14年から売り出した。

 中南米では、スマホの販売などを手掛ける米イングラム・マイクロと提携。同社の販売網を使い、利用者が通信会社を選べる「SIMフリー」のスマホを15年1月からコロンビアで売る。さらに、チリやペルーなどにも販売を広げる。カナダでは通信大手ベルを通じて売り込む。

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