トヨタ、60歳後も待遇維持 優秀な技能系囲い込み

 【共同】トヨタ自動車が生産現場で働く技能系の優秀な社員に対し、60歳の定年以降も役割や待遇を維持して再雇用する新制度の導入を検討していることが8日、分かった。新制度で卓越した技能を持つ優れた人材は、企業年金などを含めれば収入は定年前と同水準になる。現行の再雇用では賃金は6割程度に落ち込むことから、生産現場の技能伝承に向けて優秀な人材を囲い込む。

 日本の労働力が長期的に減少し、高齢化が進む中、製造業をけん引するトヨタの新制度導入の動きは自動車、電機メーカーなど産業界の雇用の在り方に影響を与えそうだ。日産自動車やホンダには同様の制度は現在なく、トヨタの取り組みは異例だ。

 新制度は労働組合に既に提案され、協議が進んでおり、2016年以降の導入を目指すとみられる。

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