タレンドとホートンワークスが提携強化 〜 IoT時代の大規模データ機能を拡充

 データ統合ソリューション提供のタレンド(Talend)は、ハドゥープ・ディストリビューション提供のホートンワークス(Hortonworks)との提携関係を強化した。

 両社はそれを受けて、最新のアパッチ・ハドゥープ(Apache Hadoop)エクステンション「アパッチ・ストーム(Apache Storm)」を「タレンド5.6(Talend 5.6)」に対応させた。

 データ・センター・ノーレッジ誌によると、タレンドとホートンワークスは、「ホートンワークス・データ・プラットフォーム(HDP=Hortonworks Data Platform)」とタレンドの製品を統合し、HDP内でのネイティブ・データ統合作業の稼働を簡便化した。

 アパッチ・ストームは逐次配信データのリアルタイム分散処理システムで、もともとツイッター(Twitter)の1日何億件という大量のツイートを処理するために開発された。

 モノのインターネット(IoT=Internet of Things)時代を迎え、ストームは接続端末から生成される大量データの処理に役立つと期待されている。

 タレンド製品利用者は今後、IoT関連データや金融取引データ、クリックストリーム(ウェブ・ページ遷移)といった逐次配信データについて、HDPのような大規模データ(Big Data)プラットフォームに、より簡単に統合することが可能となる。

 ホートンワークスと競合するマップアール(MapR)も2014年12月に、マップアール・ハドゥープ・ディストリビューションをストームに対応させた。

 タレンドはホートンワークスの認定技術提携先(Certified Technology Partner)であり、両社は、ホートンワークスの2011年創業時から協業関係にある。

 ホートンワークスは2014年12月に新規株式公開しており、最近では、セキュリティーおよび企業統治ツール開発のXAセキュア(XA Secure)を買収している。

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