IOC、3月中の決着要望 東京五輪の会場計画見直し

 【共同】2020年東京五輪の準備状況を確認する国際オリンピック委員会(IOC)と大会組織委員会などによる第3回の事務折衝が4日、東京都庁で始まり、IOCのコーツ調整委員長は東京都と組織委がコスト削減の観点から進める会場計画の見直しについて「今年の第1四半期(3月まで)に最終決定するという目標はできる限り守らなければいけない」と述べた。

 IOCは昨年12月、開催都市提案による種目追加や開催都市以外での分散開催を認める五輪改革を承認。コーツ委員長は「東京が新しい方向性を示してくれると思う」と期待した。組織委の森喜朗会長は野球とソフトボールなどが意欲を見せる追加種目は「国民の関心が極めて高いテーマ。(選定)スケジュールなどの議論に(今回の事務折衝で)入ることを期待している」とあいさつした。

 会議は2日間で、初日は会場計画や選手村をテーマに協議した。5日は会場予定地を視察し、今月中にIOCに提出する大会開催基本計画の内容も話し合う。

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