利上げの時期やペースで検討進む FOMC議事録
- 2015年2月18日
- アメリカ発ニュース
【共同】連邦準備制度理事会(FRB)は18日、1月27〜28日分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を公表した。適切な利上げの時期や金利の引き上げペースを決める上で考慮すべき事項が議論され、早ければ年央と想定されている利上げに向けて検討が進んでいることを浮き彫りにした。
多くの参加者は時期尚早の利上げが経済回復に水を差し、FRBが目指す物価安定と最大雇用の実現にとって障害となる可能性に言及。リスクを考えるとゼロ金利を「より長い時間維持する」方向に傾くとしていたことが分かった。ただ、こうしたリスクを踏まえたとしても、ゼロ金利は十分長い間続いており早期の利上げが適切とする主張も、一部参加者からは出た。
参加者は、事前に利上げの条件を特定することは困難との認識で一致。いつ利上げを開始するかは経済情勢次第であることが市場に浸透していれば、具体的な利上げ時期はさほど重要ではないとされた。
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