米、自民政権との長期的関係期待 警戒強める中朝韓

 【共同】16日の衆院選で自民党が圧勝し安倍晋三総裁が再び首相に就任する見通しになったことを受け、米政府は安倍氏がオバマ大統領の「長期にわたるパートナー」(日米関係筋)となることを期待。一方、国防軍を明記する憲法改正など保守色の濃い公約に中韓両国や北朝鮮は警戒を強めている。

 米政府は日本の首相が2006年以降ほぼ1年ごとに交代してきたことに「うんざり」(同関係筋)している。安倍氏の日米同盟重視の主張は歓迎だが、懸念は対中強硬姿勢。不安定な日中関係の継続は世界経済の変調を招きかねないからだ。

 韓国のソウル新聞は「日本が右傾化に突き進みそうだ」と報道した。

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