三菱商事の子会社、TXからコンデンセート輸出

 テキサス州を拠点に石油・天然ガスのマーケティングを行う三菱商事傘下のシーマ・エナジー(Cima Energy)はこのほど、テキサス州ガルベストンにあるテキサス・インターナショナル・ターミナルズからコンデンセート(超軽質原油)を初めて海外に輸出した。

 ロイター通信が業界調査クリッパーデータ(ClipperData)のまとめとして伝えたところによると、シーマのタンカー「オーバーシーズ・レイト(Overseas Leyte)」は2015年3月29日、原油をわずかに加工したテキサス州イーグル・フォード産のコンデンセート45万1281バレルを積載して出港し、4月18日にはオランダ・ロッテルダム港にあるヴォパックのユーロポート・ターミナルに到着した。

 関係者の話では、シーマはコンデンセートをテキサス州ビクトリアから台船でガルベストンのターミナルまで運んだという。米国では長年国産原油の輸出が禁止されてきたが、商務省は最近、一定水準の加工を施したコンデンセートを精製品と見なして輸出を認めるようになった。

 シーマが政府の正式輸出許可を受けたかどうかは明らかにされておらず、「条件を満たしているという独自の判断で輸出に踏み切った」と話す関係者もある。14年にはBHPが同じように輸出しており、シーマはBHPが使ったのと同じテキサスの精製施設でコンデンセートに加工したという。

 ヒューストン/テキサスシティ地域の原油輸出で、エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズが所有するターミナルが利用されなかったのは今回が初めてだった。エンタープライズは、当初テキサスシティのドックにおいて、その後は14年のオイルタンキング・パートナーズの買収によって入手したヒューストン・シップ・チャンネルの施設で、コンデンセートの輸出を支配していた。

 今年3月には、輸出認可を受けたロイヤル・ダッチ・シェルが、パイプライン会社ニュースター・エナジーとマーティン・ミッドストリーム・パートナーズが共有する州内コーパス・クリスティのドックから48万バレルを出荷している。

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