アディダス、海洋プラスチックごみを商品に活用へ

 独スポーツ用品メーカー大手アディダスはこのほど、芸術家や科学者らでつくる海洋保全活動団体パーリー・フォー・ジ・オーシャンズ(Parley for the Oceans)と協力し、海洋プラスチックごみを商品に活用するための素材開発に取り組むと発表した。

 ロイター通信によると、アディダスはパーリーとの提携に伴い、直営店2900店でプラスチック袋の使用も段階的に停止する。消費材に使われたプラスチックは深刻な海洋汚染の原因となっており、国際連合環境計画(UNEP)はこうした環境ダメージによる「自然資本コスト」の規模を年間130億ドル以上と推定している。

 パーリーによると、プラスチックごみの多くは、海流に乗って漂流し最終的には大洋の中心部の特定海域に集まって、クジラ、鳥、カメなどを絡まらせたり、飲み込んだ魚の臓器に害を及ぼしたりしているという。アディダスは来年からこうしたごみの再生品を材料に、アパレル商品、場合によっては靴のアッパー用素材に使える繊維をパーリーと共同開発する予定。

 2014年にはオランダの小売店ジースター・ロウ(G-Star Raw)も、パーリーと協力してプラスチックごみの再生材を使ったデニム商品群を発表している。アディダスはこのほか、持続可能な綿花や再生ポリエステルの使用を拡大するといった取り組みも発表した。

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