環境に優しいブランドが好調〜ユニリーバ、成長率は2倍

 消費財大手ユニリーバでは、持続可能性を最も重視したブランドほど業績が好調で、社会的な責任を果たすことが営業上も有利という近年はやりの理論を実証する形となっている。

 ロイター通信によると、同社が販売する400以上のブランドのうち、「ダブ」「ライフブイ」「ベン&ジェリー」「コンフォート」といった持続性に関する消費者評価が非常に高いブランドは、売上高が過去3年間に1桁台後半〜2桁台で伸びている。

 同社は通常、ブランド別の販売実績を発表しないが、2014年はこれらのブランドが成長の半分を占め、その他の事業の2倍のペースで伸びたという。ポール・ポルマン最高経営責任者(CEO)は「消費者の間で、社会的責任を果たしているビジネスやブランドを求める傾向が強まっている」と話した。

 ポルマンCEOは、気候変動や貧困との闘いなど社会的責任を果たす運動に熱心なことでよく知られ、どんな状況下でもその姿勢を崩さない。近年は、ブラジルや中国などの経済が減速し、欧州の多くの市場も低迷しているため、ユニリーバの基礎的な売り上げの伸び率は、12年に6.9%、13年に4.3%、14年に2.9%と減速している。

 一方、コスト面では環境に優しい手段を工場に導入することで08年以降に4億ユーロ超を削減しているほか、14年は同社が掲げる「サステイナブル・リビング・プラン」に関連した製造や物資調達などの分野で2億ユーロ超を削減した。

 10年に定めた同プランの目標はほとんどが達成される見通しで、20年までに原材料の農作物を100%持続可能な形で供給するという項目に関しては、すでに55%以上を達成している。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
STS Career

注目の記事

  1. 2025年12月1日

    就職&雇用ガイド2025
    監修 STS Career https://usfl.com/author/stscar...
  2. 2025年10月8日

    美しく生きる
    菊の花 ノートルダム清心学園元理事長である渡辺和子さんの言葉に、「どんな場所でも、美しく生...
  3. 2025年10月6日

    Japanese Sake
    日本の「伝統的酒造り」とは 2024年12月、ユネスコ政府間委員会第19回会合で、日...
  4. アメリカの医療・保険制度 アメリカの医療・保険制度は日本と大きく異なり、制度...
  5. 2025年6月4日

    ユーチューバー
    飛行機から見下ろしたテムズ川 誰でもギルティプレジャーがあるだろう。何か難しいこと、面倒なこ...
  6.        ジャズとグルメの町 ニューオーリンズ ルイジアナ州 ...
  7. 環境編 子どもが生きいきと暮らす海外生活のために 両親の海外駐在に伴って日本...
  8. 2025年2月8日

    旅先の美術館
    Norton Museum of Art / West Palm Beach フロリダはウエ...
ページ上部へ戻る