18歳選挙権法案を可決 特別委、4日衆院通過へ

 【共同】衆院政治倫理・公選法改正特別委員会は2日、選挙権年齢を現行の「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げる公選法改正案を全会一致で可決した。4日の本会議で衆院を通過して、今月中旬にも成立する見通し。来年夏の参院選から適用される運びだ。

 採決に先立つ質疑で、未成年者の政治参加意識を高める主権者教育に関し、提出者の船田元・自民党憲法改正推進本部長は「『中立』の名の下に必要な政治教育ができていなかった。いろいろな意見を分け隔てなく紹介し、自分の力で近い考えを見いだしていくことが大切だ」と述べた。

 改正案は自民、民主、維新、公明、次世代、生活の6党と無所属議員が共同で3月に提出した。各党は、憲法改正手続きを定めた国民投票法の改正に続く形で公選法改正のプロジェクトチームを設置。改憲に反対する共産党は法案提出者に加わらなかったが、もともと「18歳選挙権」実現を主張していたとして、採決では賛成した。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る