ゼロックス、自動化ソフトウェア製品を拡張 〜 ロボティック業務処理を追加
- 2015年6月4日
- ハイテク情報
ゼロックス(Xerox)は、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA=robotic process automation)サービスを含め、自社の自動化ソフトウェア製品群を大幅に拡張した。
企業各社による業務自動化への投資増を反映したゼロックスの事業拡大戦略の一環と言える。
ナスダックによると、新たな自動化ソフトウェア・パッケージは、ゼロックス・クリアサイト(ClearSight)の一部として提供される。
その一つであるクリアサイト・オートメイテッド・インテリジェンス(Automated Intelligence)は、データの転送や処理を自動化するソフトウェアで、電子メールや表計算シートといった幅広いデータを特定の規則にしたがって処理する。処理能力は、簡単な習慣的処理から複雑な業務過程まで対応できる。
一方、クリアサイト・ケース・マネジメント(Case Management)は、業務過程の流れを管理するためのもので、特に業務処理外注業者への販促が期待される。外注業界では、自動化ツールの迅速な導入を顧客から求められており、ゼロックスもそこに商機を見出そうとしている。
ゼロックスは元来、印刷サービスの管理において業務の流れを自動化するサービスに注力し、その技術と経験を活かして業務過程自動化(PA)向けソフトウェア分野を開拓してきた。
同社の自動化ソフトウェア群は、経理から顧客サポート、医療サービスまで対応する。
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